FREEDOM
FOR
WORKERS
洋服に求めるものは何か?
自己表現、スペック、デザイン、はたまた価格。
購買理由は人によってそれぞれ異なる。
ただ、それらファクターを全てを満たす物が
もしもあったなら……。
それが<TAIGALIONA(タイガリオナ)>の
目指すモノ作りの原点です。
現代社会を生きる、
全ての働く男たちにとっての理想的な存在であること。
機能、デザイン、価格を満足させ、
自分が何者かを示すことができること。
ブルー、ホワイト、そんなカテゴライズに縛られず、
働く男の自由を証明する服。
そんな服を纏い、今この瞬間も懸命に生きる男たちを
クローズアップしたストーリー。
それがFREEDOM FOR WORKERSです。
VOL.4TAKASHI KIKUCHI(クリエイティブディレクター)
本物を知る男が選んだ
タクティカルガーメント
その人にとってコアがあるかどうか。人それぞれコアは異なるが、足元を固めるだけでグッと見え方のフェーズは高まるもの。この本質を理解するシューズ界のクリエイティブディレクターが菊池 孝氏。現在のファッションシーンで人気を博すコラボスニーカーやブーツの仕掛け人であり、手がけたアイテムは枚挙にいとまがない。近い将来TAIGALIONAと菊池氏のチームアップしたアイテムが登場するかもしれないが、敢えて現段階では明言を避ける。そんな氏は、デビュー間もない頃よりTAIGALIONAをバックアップ頂いている良き理解者の一人。フィッシング、キャンプ、サバイバルゲーム、ゴルフ、などジャンルもシーンも異なるアクティビティに割く時間も多い中、本ブランドのアイテムをデイリーユースしてくれており、新作のMHAKコラボレーションに関してもいち早く取り入れてくれた氏のワークシーンへ密着をさせて頂いた。
アメリカンワークウェア/ブーツの
目利きが認めた本物
初春を迎えた4月の東京。日中は暖かい日差しが増えるものの、朝晩は肌寒さも感じる。この日は早朝よりゴルフに出かけたという菊池氏。仕事も兼ねているため当日の装いは品のあるカジュアルな出立ちだったが、同日夕刻より、自身がディレクションを手がけるブーツブティック<STUMPTOWN(スタンプタウン)>に出向く前に手にしたのがTAIGALIONA×MHAKの新作ブルゾンだった。
この日はエンジニアSTAFFたちとのMTGやコミュニケーションも行い、リペア依頼が届いているアイテムを一通りチェック。「(グラインダーで)自分で削ることもしますよ」、そう言うとマシンへ対峙し、手慣れた手つきで作業を開始。躊躇することなく一気にソールリペアの下処理を終えると、STAFFと談笑も。「最近釣り始めたんだって? どこに行くことが多い?」、「今は休みに出かけることが少ないかもしれないけど、ストレス解消はある?」など、各人のパーソナリティを踏まえつつケアも怠らない。多忙を極める一方で、一人一人のSTAFFを気遣うホスピタリティの高さはこれ以外にも随所に感じさせていた。ブレイクタイムを終えると、また作業へシフト。「1stシーズンで買わせてもらったTシャツも着させてもらってるよ。背中、ちゃんと写した方が良いんじゃない(笑)?」。集中力が必要な環境でも、我々ブランドSTAFFへのありがたい言葉も。そうこうする中で作業を的確にこなし、店頭へと移動した。
「今手がけているブーツブランドは<WHITE’S(ホワイツ)>、
<Danner(ダナー)>あたりが多いですね。
これはレザージャケットで有名な<VANSON(バンソン)>とWHITE’SのコラボTJ。
昔はよくアメリカにも買い付けに行っていましたね」。
「このチェアは変わり種。VANSONの名作ワンスターが
デザインされたディレクターズチェアです」。
こちらは菊池氏のアイデアが盛り込まれた
ホワイツのスモークジャンパー。
セミドレスの様な上品さもありながら、
ワークブーツ由来のタフさは健在。まさに文武両道の1足。
上記で紹介したアイテムは菊池が手がけたアイテムのわずかな断片でしかない。様々なジャンルに精通し、そこで得たエッセンスを物作りへフィードバックさせていく。こうして誕生したアイテムはどれもオリジナリティに溢れ、奇をてらうことのない安定感に満ちている。つまり本物を知っているということに他ならない。そんな菊地氏の眼鏡にかなう製品がTAIGALIONAのコレクションに存在していることは、アメリカンワークを熟知した氏から押された日本発の本物のワークウェアとしての証明なのだろう。
菊池 孝/クリエイティブディレクター。
自身がディレクションを手がけるブーツブティック、スタンプタウンを始め、ホワイツやダナー、ヴァンズやグラビスなど数多くブランドでヒットコラボレーションを一手に引き受ける名手。趣味のサバゲーやフィッシング、ゴルフやキャンプなど、各種アクティビティシーンへも積極的に参加し、そこから得たアイデアを物作りに落とし込む手腕には高い定評がある。