FREEDOM
FOR
WORKERS
洋服に求めるものは何か?
自己表現、スペック、デザイン、はたまた価格。
購買理由は人によってそれぞれ異なる。
ただ、それらファクターを全てを満たす物が
もしもあったなら……。
それが<TAIGALIONA(タイガリオナ)>の
目指すモノ作りの原点です。
現代社会を生きる、
全ての働く男たちにとっての理想的な存在であること。
機能、デザイン、価格を満足させ、
自分が何者かを示すことができること。
ブルー、ホワイト、そんなカテゴライズに縛られず、
働く男の自由を証明する服。
そんな服を纏い、今この瞬間も懸命に生きる男たちを
クローズアップしたストーリー。
それがFREEDOM FOR WORKERSです。
VOL.8KOSUKE TAKAHASHI(オーライズケー ファウンダー)
時代の流れに上手く沿った、
新しい表現をしているダナー
都内から電車で30分程度の距離にある、関東を代表する都市 横浜。ここに拠点を構え16年、セレクトショップ<ORISEK(オーライズケー)>を運営するのがファウンダーの高橋氏。世代的にもストリート、ヴィンテージ、モードとあらゆるファッションを通過した世代でもあり、TAIGALIONAも独自性の強いセレクトで21SSシーズンより展開頂いている。日頃ブーツはあまり履かないと言う氏ではあるものの、現在テック・モードに注目しているとのことで、センスを感じさせるスタイルを披露頂いた。
ヴィンテージライクなカットソーに
テック・モードの要素を
掛け合わせていくのが今のウチらしい
TAIGALIONA × Dannerのコラボレーションブーツの発売を記念して展開する短期集中連載。
通算4回目に登場するのはORISEKのファウンダーであり、現場にも立ち続ける高橋氏。これまで同様Q&A方式で展開していく。
ーまずは本日のコーディネートから教えて下さい。
「コートがマインドシーカー、インナーがセント・マイケルでセント・ティアーズとのコラボ(レーション)モデル、穿いているデニムはギャラリーデプトの5001というモデルです。フレアーではなくテーパードを利かせたスリムなシルエットのモデルですね。キャップも(ギャラリー)デプトで、アクセサリーが(マルタン・)マルジェラのアーティザナルラインです。20歳くらいに買ったゼロテンのラインのアイテムです」。
ートレンド感はありながらアルティザン系アイテムで纏めたコーデ。コーデのポイントも伺う。
「足元がダナーなのでアメカジを意識しました。マインドシーカーだったりデプトだったり、アルティザン系アイテムを上手く取り入れてコーディネートを作った感じです」。
ーブーツ自体の印象はどうだっただろう。そこもヒアリングした。
「(ダナーの)履き心地はかなり良かったです。正直、ダナーとか(ワーク系の)ブーツを履いてこなかったんですけど、個人的にはかなりハマりが良かったです。今の店をOPENさせる前にヴィンテージショップで働いていた時期があるんですが、ダナーはその頃ブームでした。でも今は時代が変わって、スタイルも新たに変化したと思っています。こうした時代の流れに上手く沿った、新しい表現をしているダナーだなと思ったのが率直なところです。純粋に凄く良いなと思っています」。
ーでは、先シーズンより取り扱いをスタートしたタイガリオナ自体はどう見えているかを伺う。
「僕は、テック・モードが次のシーズン、またその次のシーズンと、上がって来るブランドだと思っていて。コーデにも織り交ぜやすいブランドの代表になるんじゃないかと思っています。シェルジャケットとか、ああいったアイテムは(オーライズケーでも)ハマりやすい気がしていますね。先日、自分のお客様が全身(タイガリオナを)買っていかれたんですけど、シェルジャケットにパンツ、足袋スニーカー、ソックスも合わせて買ってくれたんです。その方は元々ラグジュアリーストリートが好きだったんですが、少しテイストを変えたいなと思っていたらしく。ヴィンテージにいこうか、テックにいこうか迷っていたんですが、ガッツり(タイガリオナに)ハマってくれました。徐々にではありますが、こんな感じで着実に浸透している状況です」。
ー最後に、オーライズケーではダナーコラボをどの様に提案をしていくかを伺った。
「デニムはキーワードの一つとして継続して展開していきたいと思っているんですが、先ほども話した通り(僕は)ヴィンテージの流れの後にテック・モードが来るんじゃないかとふんでいます。次の提案としてはテックやモードのキーワードの中で、このダナーをミックスしていきたいと思っているんです。あと、僕らはカットソーが元々強いイメージのショップなので、そことも上手くミックスしていくつもりです。セント・マイケルを取り扱いしているので、マインドシーカーもですが、ヴィンテージライクなカットソーにテック・モードの要素を掛け合わせていくのが今のウチらしい感じがしています」。
高橋 康介 /オーライズケー ファウンダー
神奈川県出身。ヴィンテージショップ、ドメスティックブランドを取り扱うセレクトショップでキャリアを重ね22歳でORISEKをOPEN。現在ショップは16年目。デニム偏愛とも言えるマニアックさとストリート由来の感性をミックスした着こなしは氏のSNSからも垣間見ることができる。