FREEDOM
FOR
WORKERS
洋服に求めるものは何か?
自己表現、スペック、デザイン、はたまた価格。
購買理由は人によってそれぞれ異なる。
ただ、それらファクターを全てを満たす物が
もしもあったなら……。
それが<TAIGALIONA(タイガリオナ)>の
目指すモノ作りの原点です。
現代社会を生きる、
全ての働く男たちにとっての理想的な存在であること。
機能、デザイン、価格を満足させ、
自分が何者かを示すことができること。
ブルー、ホワイト、そんなカテゴライズに縛られず、
働く男の自由を証明する服。
そんな服を纏い、今この瞬間も懸命に生きる男たちを
クローズアップしたストーリー。
それがFREEDOM FOR WORKERSです。
VOL.5TATSUYA KATSUMATA(タトラスコンセプトストア
ジェネラルマネージャー)
シャープでキレイ目、ちょっと外して
モードにも履ける感じが今っぽい
イタリア発ダウンジャケットの名門ブランド<TATRAS(タトラス)>。そのタトラスが独自の審美眼でアイテムをセレクトする業態が<TATRAS CONCEPT STORE(タトラスコンセプトストア)>。実はTAIGALIONAを1stシーズンより取り扱って頂いている頼もしいパートナーでもある。今回、アメリカンワークブーツブランドの雄<Danner(ダナー)>と初のコラボレーションブーツを発売するとあり、同社の統括マネージャー勝又氏にいち早く着用頂き、自身のファッション観とリンクした着こなしを披露して頂いた。
もう一度、原点回帰なスタイルが
戻ってきたイメージ
TAIGALIONA × Dannerのコラボレーションブーツの発売を記念して展開する短期集中連載。
記念すべき第1回目に登場するのはTATRAS CONCEPT STOREの統括マネージャー、勝又氏。Q&A方式で展開していく。
ーまずは本日のコーディネートから教えて下さい。
「トップスはタイガリオナ。パンツはニードルズですね、ブーツカットタイプのジャージーです。普段から服装はカジュアルが多いんです、で、色は黒一択です」。
ーオールブラックのソリッドスタイルにダナー。
無駄を排した大人な着こなし。ブーツについても伺う。
「いわゆるダナー本来の無骨さというか、ワーク由来の変わらない部分も多分にあるんですが、圧倒的にソールの違いなのか軽い。履き心地が相当軽いんです。立ち仕事とかしていても疲れる重さではないので、正直楽ですね。アッパーはしっかりダナー本来のハードさもあるので見た目はそう軽さを感じない、でも実際に履くと軽さを感じる。このギャップが尚良いですね」。
ースタイルのポイントはパンツにアリ。
コーデに取り入れたテクニックもヒアリング。
「基本的にブーツで合わせるのならバランスが取りやすいかなと思ってブーツカットのパンツをチョイスしています。今日くらい軽くフレアになっているシルエットの方が綺麗に見えるかなと思いまして。元々ワイズが広いタイプのブーツじゃないので、ブーツカットのシルエットで合わせた方が上品に見えるんじゃないかなと思ったんです」。
ーでは、プライベートでの着こなしの場合ならばどんなアイテムと合わせるのか?
「個人的にプライベートはほぼ黒なので、やっぱりシンプルにスキニータイプのデニムとか、ブラックデニムとかと合わせると思います。クラッシュが入っていてもいいんですけど、ブラックのスキニータイプのデニムとは相性が良いんじゃないかと思いますね。デニムが最近またアツいんです。ハイテク系の物とか、化繊、いわゆるそういう素材の物とかが時代の中でメインになって。そこを経て、もう一度原点回帰みたいなところのスタイルが戻ってきたイメージです。ただ、どっちかと言うとワークウェア過ぎない、どこか上品さのあるカジュアルなスタイルが今の気分になってきたのかもしれないです」。
ー足元選びにも変化の兆しが出ているという。この変化の理由を聞いた。
「依然スニーカーが多いですね、ここ何年かは。ただこのブーツはアリだと思います。プライベートではキャンプとかシーンに応じて今でも履きますが、デイリーでファッションとしては久しく履いていないイメージもあるので、ブーツ再トライの入り口と言う意味では履きやすいアイテムなのかなと思います。いわゆる“ザ・ワークブーツ”みたいなアイテムよりは、こうしたシャープでキレイ目、ちょっと外してモードにも履ける感じの方が今っぽく履く気分ですね」。
ーでは、TCSではどんなコーデ提案を頂けるか最後に伺った。
「扱う商品はカジュアルですが、(TATRAS CONCEPT STOREは)大人の方にも着て頂けるアイテムを取り揃えているので、例えばですけどジャケットのセットアップのスタイルにこうしたブーツを合わせて頂くとか。そんなアレンジをして頂くのがウチ(TATRAS CONCEPT STORE)らしいのかなという気がしていますね」。
勝又 辰也/ストアマネージャー
静岡県出身。10代からヴィンテージショップで働き、その後大手アパレル企業でバイヤーを経て、現在はTATRAS INTERNATIONALの統括マネージャーを行う。豊富なキャリアゆえ幅広いテイストを網羅し、氏の着こなしには関係各所から定評が高い。